サンゴバン国際学生建築コンテスト2026日本大会結果発表
2026年4月25日(土)、フランス商工会議所にてサンゴバン国際学生建築コンテストArchitecture Student Contest 日本大会が行われ、11チームが発表を行い入賞作品4点が決定しました!
優勝チームは2026年6月にセルビアで行われる世界大会に日本代表として出場します。
Architecture Student Contestとは
創立360年のグローバル建材メーカーであるサンゴバングループは、“MAKING THE WORLD A BETTER HOME”という企業理念のもと、建築・建設業界を担う未来の世代をグループ一丸となって支援しています。
Architecture Student Contest は全世界の学生を対象に2004年から始まり、今年で21回目の開催です。各国からの学生が同じ課題で競い、国ごとに審査が行われます。各国の最優秀者には賞金に加え、世界大会への出場権が与えられます。
サンゴバン日本法人(マグ・イゾベール株式会社/サンゴバン・グラス・ジャパン株式会社)も賛同し、この度、3回目となる日本大会を企画・開催いたしました。
コンテスト課題について
2026年の舞台は、ベオグラード市サヴァ川沿いの旧セメント工場跡地とアカデミック・ヨットクラブです。都市の歴史や自然と調和しながら、スポーツ・レクリエーションの新たな拠点を創造することが課題となっています。
新築とリノベーションの2つのテーマについて、建築とサステナビリティの両側面から評価されます。
一般的な建築計画(コンセプト、マスタープラン、平面図等)に加えて、よりサステナブルな建材の選択、年間の冷暖房需要計算と建築物のライフサイクル分析(OneClickLCA)が必須となっている点が本コンテストの大きな特色です。
審査員総評・所感
審査員 掛上 恭
住友林業株式会社 木材建材事業本部
ソリューション営業部 LCAチーム シニアマネージャー
今回は昨年迄の7から11作品に増え、完成度も高まり、思いが詰まった意欲的な作品が揃いました。各チーム独自の着眼点・課題感を反映した個性的な作品が多く、楽しく審査させてもらいました。提案の中身や表現には濃淡あり、伸び代も多く感じられましたので、順位逆転のチャンスも十分にあったと思います。事前にOne Click LCAについてレクチャーさせてもらいましたが、BIMを利用された参加者もあり、活用が広まり嬉しく思いました。これからもぜひOne Click LCAも活用して、魅力的でサステナブルな建築を生み出していただけると嬉しく思います。
審査員 三井 嶺
一級建築士事務所 株式会社三井嶺建築設計事務所 代表/建築家
公共性まで含めて考える必要があり、非常に難易度の高いものであったと思います。そのような条件の中で、多くの提案から、建築を単なる形態ではなく、人や環境との関係性として捉えようとする姿勢を感じました。
近年、環境性能やサステナビリティは数値や技術として語られることも多いですが、本来は、人が長く使い続けたいと思える空間の質や、その土地との自然な関係性の中にも現れるものだと思います。今回の提案の中には、その両者を丁寧に結びつけようとする意欲的な試みも多く見られました。
限られた時間の中でここまで完成度の高い提案をまとめ上げた参加者の皆さんに敬意を表するとともに、この経験が、今後建築を考えていく上での大きな糧になることを期待しています。
審査員 南 章子
一般社団法人グリーンビルディングジャパン 理事
日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社 マネジメント・コンサルティング部門 ディレクター
本コンテストは国内大会として今年で3回目を迎えられ、回を重ねるごとに応募数が増え、完成度の高い提案が多く集まり、環境と建築の両視点が求められる本コンテストへの期待と、建築において不可欠となったサステナビリティに対する学生の関心の高さを強く感じました。
建築単体にとどまらず、地域や都市、自然環境、マテリアルの循環や再生、さらにはレジリエンスまで視野に入れた提案が多く見られ、参加者の皆さんの思考の広がりと深化が非常に印象的でした。
こうした取組みは、より良い建築と社会の実現に向けて大きな意義を持つものと感じています。参加者の皆さんの提案が、今後のサステナブルな社会の実現へとつながっていくことを期待するとともに、このような貴重な機会を提供いただいた主催者の皆様と、挑戦された学生の皆さんに敬意を表します。
サンゴバン国際学生建築コンテスト日本大会公式Instagramと公式Xでは、前回の日本大会の様子や参加者の声をご紹介しています。
ぜひご覧ください!