焼成アルミナ

サンゴバンが提供する焼成アルミナは、ホワイトフューズドアルミナ ( WFA ) を除く溶融アルミナ製品と比較して、より高い純度を誇る高性能研磨材です。粉砕後も、焼成アルミナは未粉砕原料の化学組成をより忠実に保持する特性があり、溶融アルミナとは異なる安定性と加工性を提供します。精密グレードの焼成アルミナは、ガラスや金属のラッピングおよびポリッシング用途、さらにはコーティングされた研磨テープにも使用されています。

焼成アルミナが溶融アルミナと異なる主な特徴は、粒子の形状と純度です。焼成アルミナの粒子が単一の板状結晶で構成されいるのが一般的であるのに対し、溶融アルミナは大きな結晶の破片であり、ブロック状の形状をしているのが特徴です。理論上、焼成アルミナの結晶は六角形のディスク形状をしており、その厚みは直径の約5分の1程度です。

当社では焼成アルミナに加えブラウンフューズドアルミナ ( BFA ) やホワイトフューズドアルミナ ( WFA ) も取り扱っており、粒度のカスタマイズや専用ビークル、コンパウンドの設計にも柔軟に対応可能です。

サンゴバンの高性能微粒子を活用することで、研削、ブラスト、ラッピング、ポリッシングといった加工工程をより高精度かつ効率的に進化させることが可能です。