チューブ製品の技術資料

機能樹脂事業部ライフサイエンス部門が取り扱うチューブ製品の技術資料をご案内します。

チューブ製品の取り扱いに関する注意

チューブ材質図

機械的特性

耐薬品性

耐圧性

滅菌方法

 

 

チューブ製品の取り扱いに関する注意

 

チューブの選定・使用に関して

チューブの選定・使用に際しましては、お客様の責任において使用環境・条件にて十分な性能及び安全に関する試験及び検証を行い、その用途に適していることをあらかじめご確認ください。製品は使用する環境及び条件により、設計された性能を確保できない場合があります。

 

取り扱いに関して

塗料、ゴム、グリース、ハンドクリーム、汗など油分を含むものに触れたり、長期間直射日光に曝されると、チューブが劣化したり、透明度が低下します。
湿気によりチューブが白く曇ることがありますが、乾燥すると元の透明な状態に戻ります。

 

保管に関して

チューブ製品は、使用後洗浄し、乾燥した状態で箱の中にねじれのないように保管してください。箱の中で保管できないときは、直射日光の当たらない、清潔で湿気のない冷暗所に保管してください。
(長期間直射日光に曝されると、チューブが劣化したり、透明度が低下します。)

 

洗浄に関して

チューブ製品を石鹸水などで洗浄した後は、きれいな水で洗い流してください。
一般に市販されている洗浄剤や殺菌剤を使用する際には、高温での使用を避け、決められた濃度をお守りください。 洗浄中に異常な膨張を起こした場合は、圧力と温度を下げてください。
ヨウ素や臭素を含んだ殺菌剤を使用すると変色などを起こすことがありますがチューブの物性に影響はありません。

 

ポリ塩化ビニル系チューブの白色化について

ポリ塩化ビニル系材質のタイゴンチューブを水溶液に浸漬、または蒸気滅菌した際に、チューブの色が白色になる場合があります。 この現象は、チューブと水との物理的相互作用によって、光の屈折、散乱等の変化で白色に見える現象であり、化学変化等によるものではありません。 したがって製品の劣化を引き起こすことはなく、また、乾燥すればもとの状態に戻ります。

チューブ材質図

各チューブ製品が使用している材質を種類ごとのリストに掲載しております。

当社は多岐にわたって多くの材質を豊富に取り揃えております。

 

材質  製品ブランド
フッ素ゴム
Fluororubber
 バーシロン(Versilon™)F-5500-A
熱可塑性エラストマー系
Thermoplastic Elastomers (TPE)
 ファーメド(PharMed®)BPT
 ファーマピュア(PharmaPure®)
 タイゴン(Tygon®)A-60-G
 タイゴン(Tygon®)A-60-F
 Cーフレックス(C-Flex®)
ポリ塩化ビニル系
Polyvinyl Chloride (PVC)
 タイゴン(Tygon®)LMT-55
 タイゴン(Tygon®)E-3603
 タイゴン(Tygon®)E-LFL
 タイゴン(Tygon®)F-4040-A
異種多層
Multi-layer
 バーシロン(Versilon™)SE-200
 タイゴン(Tygon®)LP-1100
 タイゴン(Tygon®)LP-1500
 タイゴン(Tygon®)LP-1600
ポリオレフィン系
Polyolefin
 バーシロン(Versilon™)2001
 タイゴン(Tygon®)2375
 タイゴン(Tygon®)2475
シリコーン系
Silicone
 タイゴン(Tygon®)3370 I.B.
 サニテック(Sani-Tech®)STHT-C
 サニテック(Sani-Tech®)Ultra

機械的特性

チューブ製品ごとの試験表一覧をダウンロードできます。

注)記載された数値は当社の管理環境下において測定した一測定値であり、製品の特性の全てを保証するものではありません

 

機械的特性の表のダウンロードはこちら

耐薬品性

チューブ製品の耐薬品性を薬品ごとに掲載しております。

この耐薬品性の参考データは、室温(23℃)で28日間浸漬後に測定した結果を示しています。

このデータは当社における試験結果に基づくものであり、性能を保証するものではありません。

チューブ選定の際は、実際の使用条件下での試験を必ず実施してください。

 

表の見方
◎ 優  ○ 良  △ 可  × 推奨せず
■ 液体物質の濃度は体積%で表しています
■ 固体物質の濃度は重量%で表しています
■ (w)は水、(alc)はアルコールが溶媒であることを示します
■ 濃度表示のないものは、単体または飽和溶液を意味します

 

注意事項:
本表の評価結果は、チューブが流体と接触した際、その溶出や物性変化の程度を示すものではありません。
また、移送される流体の変性につきましては、いかなる場合でも当社は保証いたしません。
チューブの耐薬品性は、温度などの使用条件により変化します。
チューブの選択に際しましては、お客様ご自身で必ず確認試験を実施していただきますようお願いいたします。
当社の日本語版のホームページ及び製品カタログは、英語版の内容を忠実に和訳したものです。
日本語版の内容に英語版との相違が生じてしまった場合には、英語版の内容が優先されます。

 

耐薬品性の表のダウンロードはこちら

耐圧性

各チューブ製品の耐圧性一覧をダウンロードできます。

 

耐圧性の表のダウンロードはこちら

滅菌方法

各チューブ製品の適用可能な滅菌方法とその試験結果の一覧表をダウンロードできます。

注:蒸気滅菌後、透明なチューブが白く曇ることがありますが、乾燥すると元の透明な状態に戻ります。滅菌法の選択に際しましては、お客様ご自身で必ず確認試験を実施していただきますようお願いいたします。

 

滅菌方法の表のダウンロードはこちら

 

このページに関するお問い合わせ

サンゴバン株式会社 機能樹脂事業部
ライフサイエンス カスタマーサービス
TEL:050-8882-6342 FAX:0266-70-1002
E-mail: ls-japan@saint-gobain.com