トレランスリング
外周/内周方向に波形状のラジアルスプリングを持つ高機能部品締結リングは、円筒状の2つのはめ合い部品の約1mmと非常にわずかなすき間に挟まれることで、圧縮された波は反発力が二つの部品を固定します。また、反発力によって生み出される摩擦力を活用する事で、トルクリミッタとしても機能させることができ、お客様の製品の小型化・長寿命化に寄与します。
材料
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ステンレススチール
ステンレススチールは耐腐食性があり、軽量であると共に、当社が使用するオーステナイト系ステンレス鋼合金は、成形後も高い弾性と耐疲労性を維持します。これらの特性により、引張応力下での大きな変形にも破損することなく耐えることができます。
もう 1 つの利点は、延性に富んだ冷間加工、常温で簡単に成形できることです。ステンレス鋼を使用することで、トルク性能、保持力、公差の吸収性能を制御できます。
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炭素鋼
レンコールの炭素鋼で作られた部品は、熱処理される前の、材料の(柔らかい)焼きなまし状態で形成されます。焼きなまし状態で部品を形成すると、剛性を高め、より小さな直径で製造できるようになります。オーステンパ熱処理プロセスにより、炭素鋼材料が硬化します。これにより、焼きなまし状態から、強度と耐久性で知られるベイナイト材料構造に変換され、より高い力に耐えられるトレランス リングが製造されます。