日本大会審査員
審査員長 伊東 豊雄
伊東豊雄建築設計事務所 代表取締役
建築家。1941年生まれ。主な作品に、「せんだいメディアテーク」、「多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)」、「みんなの森ぎふメディアコスモス」、「台中国家歌劇院」(台湾)、近作に「茨木市文化・子育て複合施設 おにクル」など。
日本建築学会賞、ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダル、プリツカー建築賞など受賞。
2011年に私塾「伊東建築塾」を設立。これからのまちや建築のあり方を考える場として様々な活動を行っている。
(c)中村絵
審査員 三井 嶺
一級建築士事務所 株式会社三井嶺建築設計事務所 代表/建築家
1983年愛知県生まれ。東京大学工学部建築学科卒業後、同大学院(日本建築史専攻)で茶室を研究。修士課程修了後、坂茂建築設計を経て、2015年三井嶺建築設計事務所を設立。主な作品に「日本橋旧テーラー堀屋改修」、「柳小路南角」、「森の図書館」、茶室「清風庵」、2025年日本国際博覧会ポップアップステージ西、「Tull Weekend Home」など。受賞歴にUnder 35 Architects Exhibition 2017最優秀賞、住宅建築賞2021など。
茶室をはじめとする日本建築の理論的探求を基盤に茶室から現代建築まで幅広く手掛け、設計活動を主軸に自身の建築哲学を実践している。
審査員 南 章子
一般社団法人グリーンビルディングジャパン 理事
日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社 マネジメント・コンサルティング部門 主管
筑波大学大学院修了後、スイス政府奨学生としてスイス連邦工科大学へ留学。建築設計事務所勤務を経て、Ove Arup and Partners Japan Limitedにて、外資系企業プロジェクトのPM業務、建築にかかる調査・アドバイザリー業務、環境認証コンサルティング業務等に従事。現在、日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社にて建築建設プロジェクトのPM/CMの他、環境認証コンサルティング等のサスティナビリティコンサルティングを手掛ける。2025年一般社団法人グリーンビルディングジャパン理事に就任。LEED AP(BD+C、O+M、ND)、WELL AP、認定コンストラクション・マネジャー、一級建築士。
審査員 菊川 詢平
住友林業株式会社 木材建材事業本部
ソリューション営業部
2020年、住友林業株式会社に入社。
住宅事業本部にて戸建注文住宅の設計業務に従事した後、現在は木材建材事業本部ソリューション営業部に所属。
建築物や建材のライフサイクルアセスメント(LCA)に関する業務に従事。
One Click LCAを活用した建築物の温室効果ガス排出量算定や環境性能評価、環境価値の可視化に携わるとともに、建材製品のEPD(Environmental Product Declaration)取得支援を担当。
住宅・非住宅建築における脱炭素化の推進を目的として、LCAを活用した環境配慮設計に向けた提案活動を行っている。一級建築士。
賞金
日本大会
1位
+世界大会@スペインへの出場権
2位
3位
学生賞
世界大会
1位
2位
3位
教員賞
学生賞
特別賞
スケジュール
2026年9月~
2027年3月31日(水)13:00
2027年4月上旬
2027年4月17日(土)
2027年6月14日 (月)~16日 (水 )
場所:スペイン 渡航費・滞在費は全額サンゴバン社負担、指導教員の同行必須
課題
マドリード・ヌエボ・ノルテ再開発と歴史的住宅地区の再生
本コンテストの舞台は、スペイン・マドリードで進行中の大規模都市再生プロジェクト「マドリード・ヌエボ・ノルテ(MNN)」と、その隣接地にある歴史的社会住宅地区「サン・クリストバル」です。未来の都市開発と歴史ある地域資産をつなぎながら、持続可能で包摂的なまちづくりを提案することが課題です。
3つの主な提案内容
◆新築:医療・高齢者支援複合施設の設計
-一次医療施設と高齢者向け居住施設を組み合わせた複合施設を計画します。
-地域に開かれた公共空間や緑地と連携し、多世代が交流できる新しいコミュニティ拠点を目指します。
◆リノベーション:サン・クリストバル地区の改修
-歴史的価値を持つ社会住宅の建築的アイデンティティを守りながら、断熱性能や快適性の向上を図ります。
-持続可能で再現性のある改修モデルを提案し、未来の都市住宅のあり方を考えます。
◆グリーン軸:線状都市公園の提案
-既存市街地と新たな都市開発エリアを結ぶ緑のネットワークを計画します。
-歩行者や自転車が利用しやすい公共空間を創出し、生物多様性や気候変動への適応にも貢献するランドスケープを提案します。
都市再生、環境性能、歴史的資産の活用、そして人々の健康とウェルビーイングを意識し、未来のマドリードを形づくる創造的な提案を期待しています。
審査基準
本コンテストの課題は新しい建物と、既存の建物の改修の2つとなります。評価基準は下記の通りです。
| 新築 60% | リノベーション 40% | 評価項目 |
|---|---|---|
建築 (アーキテクチュア) 30% | 建築 (アーキテクチュア) 20% |
|
サステナビリティ 30% | サステナビリティ 20% |
|
プロジェクトは、表のパーセンテージに基づき、最大100点満点で評価される。
新築は最大60点(外部公共スペースを含む)、リノベーションは最大40点(外部公共スペースを含む)が与えられる。
持続可能な建築の基準は、新築・リノベーション共に評価の対象となる。
審査員からのアドバイス
本コンテストでは、コンセプトや建築デザインはもちろんのこと、環境性能・設備計画・工法・ランドスケープなどを含めた多角的な視点から評価がなされます。
そのため、建築意匠系の学生だけでなく、設備設計、構造・構法、ランドスケープ(農学・造園系)など、異なる専門分野の学生とチームを組むことをおすすめします。
過去の国内大会・国際大会においても、多様な専門性を持つメンバーで構成されたチームの作品が高い評価を受ける傾向が見られました。審査員からも同様のご意見をいただいており、事務局としても学科や研究室の枠を超えたチーム編成を推奨しています。
また、本コンテストでは作品の完成度だけでなく、その提案の価値や魅力を分かりやすく伝えるプレゼンテーションも重要な評価要素の一つです。国内大会においても、設計意図や提案内容を論理的かつ説得力を持って伝えられているチームは高く評価される傾向があります。
特に国際大会では、海外チームのプレゼンテーション能力の高さに驚かされることも少なくありません。日本チームは提案内容や技術的な検討において十分な競争力を持っている一方で、その魅力を伝える力によって評価が左右される場面も見受けられます。ぜひ作品づくりと同じくらい、発表資料の構成やプレゼンテーションの準備にも力を注いでいただきたいと思います。
指導教員の方へ
サンゴバンでは毎年、本コンテスト開催前に「Teachers'Day Event」を開催しています。全2回のセッションは、参加学生の指導教員がコンテスト課題を理解し、学生のプロジェクト指導に活用して頂くことを目的にしております。ぜひご覧ください。
よくある質問(FAQ)
指導教員の登録は必須ですか?
はい、必須です。コンテスト課題についてはいくつかのテーマに関する専門知識や指導が必要となります。日本大会で優勝し日本代表となった場合、指導教員の方も世界大会に同行して頂きます。(渡航・滞在費用はサンゴバン社負担)
1つの学校で複数チームの参加は可能ですか?
はい、可能です。日本大会で最終的に世界大会に出場する1チームを選抜することになります。
日本大会で、1人の教員を複数チームの指導教員として登録することはできますか
はい、可能です。ただし、日本大会で優勝して世界大会に出場する場合、他国代表チームの指導教員を兼ねることはできません。
複数の大学からチームを構成することはできますか?
はい、複数の大学による混成チームでの申し込みは可能です。指導教員は、1チームにつき1名となるため、参加大学の中から1名のみ選出して頂く形となります。
コンテストは全て英語で行われますか?
日本大会につきましては、資料は英語で準備していただき、プレゼンテーションは日本語となります。世界大会は全て英語でのコミュニケーションが必要となります。
日本に留学中の外国人学生は参加できますか?
外国人留学生が留学先の国の学生として参加する事は可能です。その際、国籍とは関係なく、留学先の国を代表して参加する形となります。
日本大会で、動画の提出は必要ですか?
日本大会では動画の提出は不要です。日本大会で1位となり世界大会に出場する場合は、動画の提出が必要となります。フォーマット等については、Contest Rules&Organization guideをご確認ください。
サンゴバン国際学生建築コンテスト日本大会公式Instagramと公式Xでは、前回の日本大会の様子や参加者の声をご紹介しています。
ぜひご覧ください!