酸化クロムコーティングの用途の紹介:製紙業【セラミックマテリアルズ事業部・溶射材】

2021-07-14

製紙業界で、材料は高い摩耗条件、水性腐食と表面仕上げ要件を伴う極端な環境に抑制されています。

メンテナンス停止のコストは非常に高く、収益性には長寿命が不可欠です。化学的には、酸化クロムコーティングは非常に安定しており、製紙業界で機器を摩耗から保護するために使用できます。

 

製紙業界における用途の懸念

製紙において、機械効率の向上に対する要求は、使用される従来の材料の限界を押し上げました。部品は、ワイヤーとリグニン繊維による滑り摩耗と紙ストックから除去された水による軽度の腐食に影響されます。これは、酸化クロムコーティングが役立つ場合です。

●    ウェットセクションでは、脱水要素が紙から水を除去するために使用されるワイヤーと常に接触しています。

●    プレスセクションでは、センターロールは、紙の静電付着による破損を防ぐために、適切な化学的性質とリリース特性を備えている必要があります。

●   段ボール製造では、クレーピングブレードは、その寸法と適切なクレーピング角度を維持するために、良好な表面品質、高い硬度と耐摩耗性を備え、同時に金属ブレードにかかる熱負荷を絶縁して反りを防ぐ必要があります。

酸化クロムコーティングは、インクを印刷ロールに転写する為にレーザー彫刻されたアニロックスロールにも付加価値をもたらします。刻印されたセルの正確な寸法を得るには、酸化クロムコーティングを最適化する必要があり、金属クロムは避ける必要があります。さらに、酸化クロムコーティングは、ドクターブレードの摩擦に対するロール寿命を延ばします。

 

酸化クロムセラミックコーティングの使用

酸化クロムセラミックコーティングは、火炎溶射またはプラズマ溶射コーティングプロセスで適用できる工業用コーティングの一種です。これらのコーティングは、優れた化学的安定性が要求される滑り耐摩耗性に特に適しています。酸化クロム(Cr2O3)は、クロムと酸素の無機化合物です。それは希少鉱物エスコライトとして自然に発生し、クロムの一次酸化物です。材料の有益な特性の多くは、高い化学的安定性、放出、優れた滑りと耐摩耗性等、酸化クロムコーティング(Cr2O3コーティング)でコーティングされた基板に見られます。

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サンゴバンの酸化クロムコーティング

サンゴバンでは、摩耗、摩擦、侵食とフレッチングによる腐食と摩耗に対する可能な限り最高の耐性を求める正確なプロセス要求を満たすように設計された配合の酸化クロム粉末とロッドを幅広く提供しています。

最高の耐摩耗性と安定性を実現する為、様々なサイズの丸みを帯びた純粋な酸化クロムと、化学的安定性を犠牲にして堆積を増加させるチタニアを添加した酸化クロムの溶融および粉砕粉末(Cr2O3-3TiO2やCr2O3-4SiO2-3TiO2)を提供しています。 。当社独自の球状「ルビー」は、純粋なCr2O3と同等の耐摩耗性を実現し、堆積効率が高く、六価クロムの量が少なくなっています。 (Cr2O3-25Al2O3)。さらに、当社のRokideRCロッドは、優れた構造と特性を示す高品質の酸化クロムコーティングを生成することが知られています。

サンゴバンは、原料の状態から完成した粉末やロッドに至るまで、材料の製造プロセスを管理しています。これにより、必要に応じて、粒度分布、密度、流動性、化学的性質などの主要な粉末特性をカスタマイズできます。

これらの粉末はクロム金属を含まず、ロール紙、ブレード、紙の製造に使用される脱水要素、およびポンプ、シャフト、ピストン、シールなどの他の一般的な用途に最適です。

また、最先端のプラズマ溶射システムであるProPlasmaも提供しています。このシステムは、当社の粉末を使用して、最高品質の酸化クロムコーティングの高スループット、高効率の溶射に最適化されています。

当社の酸化クロムコーティングソリューションと、それらがお客様のビジネスにどのように役立つかについて詳しく知りたい場合は、今すぐお問い合わせください。